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minneの手数料と手取りの計算

minne手数料の計算方法
送料も対象に手数料がかかる手取り早見表

minneの手取りは (作品価格+送料)−(作品価格+送料)× 手数料率 − 実際の発送費 で決まります。メルカリと決定的に違うのは、minneは送料・購入オプションを含めた「注文合計」に手数料がかかる点。料率を暗記するより、この「注文合計に率をかける」形を覚えれば、料率が変わっても使えます。

最終更新:2026-06-29

結論:minneの手数料は「注文合計」にかかる

minneで作品が売れたとき、出品者の手元に残る金額(手取り)は次の式で出ます。メルカリのように「商品価格だけ」に率をかけるのではない、というのが最大の注意点です。

手取り =(作品価格+送料+購入オプション)−(作品価格+送料+購入オプション)× 手数料率 − 実際の発送費

つまり覚えるのは「注文合計に率をかける → 切り捨てる → 実際の発送費を引く」の流れだけ。料率が将来変わっても、この順番は変わりません。以下、料率は最も使うPLUS非会員の10.89%(税込)を例に計算します。

価格帯ごとの手取り早見表(手数料10.89%・送料別)

まず注文合計(作品価格+送料)に10.89%をかけ、小数点以下を切り捨てた金額です。送料がいくらかは配送方法で変わるので、いったん「注文合計」という1つの数字に対して見ると計算が崩れません。

注文合計(作品+送料)販売手数料(10.89%・切捨)手数料を引いた金額
1,000円108円892円
2,000円217円1,783円
3,000円326円2,674円
5,000円544円4,456円
10,000円1,089円8,911円

ざっくり注文合計の約1割が手数料と覚えると暗算の見当がつきます(3,000円なら約330円弱)。ただしこの金額からさらに、実際に自分が払う発送費を引いたものが本当の手取りです。次の表で送料込みの実計算を見ます。

送料込みの「実際の手取り」実計算例

ここがminne特有のつまずきどころです。minneでは購入者が払った送料もいったん売上金に含まれ、その合計に手数料がかかります。一方で出品者は実際の配送費(クリックポスト・ゆうパックなど)を自分で負担します。両方を入れて計算すると、手取りはこうなります(手数料10.89%・2026年時点)。

作品価格設定送料注文合計手数料(10.89%)手数料後実際の発送費実質手取り
1,500円230円1,730円188円1,542円230円(クリックポスト相当)1,312円
3,000円230円3,230円351円2,879円230円2,649円
5,000円520円5,520円601円4,919円520円(ゆうパック等)4,399円

注目してほしいのは、設定送料の分にも手数料がかかっている点です。たとえば送料230円を価格に乗せても、その230円に対しても約25円(230×10.89%)の手数料が発生します。「送料は実費だから手数料はかからない」と考えると、その分だけ手取りを多く見積もってしまいます。低価格+送料込みの作品ほど、この影響が効いてきます。

「いくらで出せば希望の手取りになるか」の逆算

欲しい手取りから出品価格を逆算するときは、手数料率を引いた割合で割り戻します。PLUS非会員(10.89%)なら、手数料を引いた後に残したい金額を 0.8911(=1−0.1089) で割ると、必要な注文合計が出ます。

必要な注文合計 = 手数料控除後に残したい金額 ÷ 0.8911

PLUS会員(10.56%)で計算するときは、割る数を 0.8944(=1−0.1056) に変えるだけです。式の形は同じなので、料率や会員区分が変わっても使い回せます。

確定申告に効く「区分ごとの集計」のしかた

minneでの販売を続けて申告が必要になる規模になると、1件ずつの手取りより1年分の合計を区分ごとに出すことが重要になります。ここで多い取りこぼしが、振り込まれた金額(手数料・振込手数料が引かれた後)をそのまま売上にしてしまうことです。これだと売上が小さく出て、本来経費にできる販売手数料・振込手数料・発送費を計上できません。

正しくは、次のように区分を分けて集計します。

集計する区分minneでの中身どこで把握するか
売上(収入)注文合計(作品価格+送料+オプション。手数料が引かれるの金額)注文明細・売上レポートの「売上代金/注文金額」
販売手数料注文合計×手数料率(売れるたびに発生・切り捨て)明細の「販売手数料」の行
発送費出品者が実際に負担した配送費用配送伝票・購入した送料分(自分の支払い記録)
振込手数料売上金の出金1回ごとのコスト(220円)振込履歴(発生した分)

イメージは「3,230円の注文が成立したら、売上3,230円・手数料351円・発送費230円を別々に積み上げる」です。年末にこの区分ごとの合計を出すと、売上合計 − 手数料合計 − 発送費合計 − 振込手数料 − その他経費 でその年のもうけ(所得)の素地ができます。区分を最初から分けておくのがいちばん楽です。

なお、どの支出が経費に当たるか(経費該当性)・申告が必要かどうか・所得区分や控除などの税務上の取扱いは、状況によって個別に変わります。判断に迷うものは税理士または所轄の税務署にご確認ください。本記事は計算と集計のしかたを整理する一般的な解説で、税の判断は行いません。

手で足すとズレる:CSVで一発集計する

取引が増えると、1件ずつ電卓で「注文合計×10.89%を切り捨てて…」と計算して合計するのは現実的ではありません(必ずどこかで足し間違えます)。minneの売上明細はCSVで書き出せるので、手で転記せずCSVを読み込んで区分ごとに合計するのが確実です。

売上CSVを読み込むだけで、売上・販売手数料・送料・原価を区分ごとに自動集計します。1件ずつ電卓を叩く必要はありません(ファイルはブラウザ内で処理し、どこにも送信しません)。

→ 無料で売上CSVを集計する

発送費・資材費などの経費は、費目区分のまま記録しておくと年末の合計が一瞬で済みます。記入例つきの無料テンプレもどうぞ。

→ 経費区分テンプレ(CSV・記入例つき・無料)をダウンロード

よくある計算ミス

関連:Creemaの手数料計算(改定)BASEの手数料シミュレーションハンドメイドの価格設定(原価からの逆算)

※ 手数料率(PLUS非会員10.89%・PLUS会員10.56%/いずれも税込)・振込手数料(220円)は2026年時点・2025年11月の改定後のもので、改定される場合があります。最新の正確な料率は必ずminne公式の販売手数料ページでご確認ください。経費該当性・申告要否・所得区分など税務上の取扱いは、税理士または所轄の税務署にご確認ください。当ツールは集計・整理までを行い、税の判断は行いません。