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物販・せどりの利益率

物販・せどりの利益率の出し方
計算式・相場の目安・実計算例

物販・せどりの利益率は、ひと言でいうと 利益 ÷ 売上 × 100 です。つまずきやすいのは式そのものより、「利益」をどこまで引いた数字にするか(仕入だけか、手数料・送料も引くか)と、自分の数字が高いのか低いのかを判断する相場感。この2つを、実際の数字を入れた計算例つきで先に片づけます。

最終更新:2026-06-29

結論:利益率=利益 ÷ 売上 ×100。ただし「利益」が2種類ある

計算式は 利益率(%) = 利益 ÷ 売上 × 100 でシンプルです。落とし穴は、分子の「利益」に 2つの段階 があること。どちらで計算しているかを意識しないと、自分の数字も他人の数字も正しく比べられません。

せどりで「利益率20%」と言うとき、人によって粗利率を指す場合と、手数料・送料まで引いた実質利益率を指す場合があります。比較するときは、必ず「どちらの利益率か」をそろえてください。実務で大事なのは、最後に通帳に残る 実質利益率 のほうです。

実計算例:売値3,000円の商品でやってみる

具体的な数字を入れると一気にわかります。次の1件を例に、粗利と純利益の両方を出します。

項目金額
売上(販売価格)3,000円
原価(仕入)1,500円
販売手数料(販売価格の10%)300円
送料(出品者負担)210円

粗利(売上総利益)= 3,000 − 1,500 = 1,500円
→ 粗利率 = 1,500 ÷ 3,000 × 100 = 50%

純利益(手残り)= 3,000 − 1,500 − 300 − 210 = 990円
→ 実質利益率 = 990 ÷ 3,000 × 100 = 33%

同じ1件でも、原価だけで見た粗利率は50%、手数料・送料まで引いた実質利益率は33%。この差(17ポイント)が、手数料・送料の取りこぼしです。「粗利率は高いのに、なぜか手元に残らない」の正体はここにあります。

利益率の相場の目安(新品せどり・中古せどり・物販全体)

自分の数字が良いのか悪いのか。物販ノウハウ系ブログで語られる一般的な目安は、おおむね次のレンジです。中古ほど利益率が高く出やすい(仕入が安く、価格が読みにくいぶん上乗せできる)傾向があります。

カテゴリ利益率の目安ひとこと
新品せどり10〜15%が目安
20%超で上出来
価格が読まれやすく、利益率は薄め。回転で稼ぐ
中古せどり30〜40%前後
(最低20%は確保したい)
仕入が安く利益率は高め。検品・状態判断が手間
物販全体の体感平均20%前後
理想30%
「利益率30%」が一つの目標ラインとされやすい

目安は各種物販ノウハウブログ(EC STARs Lab. ほか)で示される一般的な水準です(2026年時点)。出典:EC STARs Lab.「物販の利益率の目安」同「せどりの利益率の目安は10%〜30%」。公式統計ではなく、扱う商材・販路で大きく変わります。

注意:利益率だけを追いすぎない。 利益率が高くても、売れるまで半年かかる商品は資金が寝てしまいます。利益率 × 回転率(どれだけ早く売れて資金が戻るか)のバランスで見るのが実務の鉄則です。利益率15%でも月に何回も回る商品のほうが、利益率40%で年に1回しか売れない商品より稼げることはよくあります。

手数料・送料は「率の暗記」より「引き方」を覚える

実質利益率を出すには、売上から手数料・送料を正しく引く必要があります。代表的な料率は次のとおりですが、料率は改定されます。暗記するより、「明細から拾って売上から引く」というやり方を身につけるほうが、料率が変わっても使えます。

計算の型はどの販路でも同じです。純利益 = 売上 −(原価+販売手数料+送料+その他経費)。あとはこの純利益を売上で割れば実質利益率が出ます。料率が変わっても、この型はそのまま使えます。

件数が増えたら「1件ずつ電卓」は破綻する

1件なら電卓でできますが、月に何十件も売れると、1件ずつ手数料を引いて利益率を出す作業は続きません。まず記録する列を決めておくのが第一歩です。表計算ソフトの1行目に、この見出しをそのまま貼れば今日から始められます。

日付,販路,商品名,売上金額,手数料,送料,原価,数量

この列で記録しておけば、あとは (売上金額 − 手数料 − 送料 − 原価) の合計を売上金額の合計で割るだけで、全体の実質利益率が出ます。販路ごとに合算でき、月別・商品別の利益率も同じデータから出せます。

各販路の売上CSV、またはスプレッドシート/Excelからコピペするだけで、手数料・原価・送料を差し引いた利益・利益率・月別を自動集計します(粗利と実質利益の両方)。手入力なし・登録なし。ファイルはこの端末から出ません(ブラウザ内処理・送信しません)。

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まとめ:利益率を上げる前に「正しく測る」

関連:せどりの利益計算(売値−仕入−手数料−送料)メルカリの手数料・送料を引いた手取りの計算方法個人事業主の物販まとめ(母艦)

※ 本記事は利益率の計算方法を整理するための一般的な解説です。利益率の相場は各種ノウハウ媒体の目安であり公式統計ではありません。手数料・送料の料率は変更されるため、最新は各販路の公式料金ページでご確認ください。所得区分・必要経費・税額など税務上の取扱いは、税理士または所轄の税務署にご確認ください。当ツールは売上・手数料・原価の集計までを行い、税の判断は行いません。